消費者庁が誤りを認め謝罪

  1. 消費者庁が誤りを認め謝罪
  2. レーシックとは
  3. 安全性と副作用
  4. 使える保険
  5. 老眼
  6. 適正検査

安心レーシックネットワーク レーシックの安全について

つい先日、消費者庁の発表したレーシックに関する報告に関して、それに反論する有識者によるシンポジウムが行われました。
それに関するポイントをまとめてみました。

坪田一男氏 眼科医 慶應義塾大学医学部眼科学教室
レーシックはもっとも安全な手術であるというのが、世界の流れである。

アメリカのNASAや空軍でも認められている手術なので、消費者庁の言う4割に不具合というのはおかしい。
そうでなければNASAや空軍が認めるはずがない。
特にNASAで認められるためには大変な裏付けデータが必要である。

娘と息子・甥や姪・自分の教室の准教授や講師など、希望する人にはこれまでレーシックを行ってきた。
娘に対しては20歳になった時にレーシックを行った。

消費者庁のいう目の乾きにはドライアイも含まれる。
レーシックの後にドライアイになることはよくあることで、きちんと対処すれば1ヶ月から3ヶ月で落ち着いてくる。

レーシックは安全だと言っても、安全に行うためのルールがある。
誰にでも手術が受けられるわけではなく、適応を正確に診断する必要がある。
安全を確保するために、細かい技術やルールを守らなければいけない。

レーシックに適応できない患者さんは20パーセントほど。
円錐角膜などの病気・角膜の厚みが十分でない・安全域を超える強度近視や強度乱視の場合には、レーシックを行うことができない。

レーシックは飛行機に例えることができる。
ジェット機では月には行けない・直行でリオデジャネイロまでは行けない・大雪や台風でも飛べない。
安全が保障できる中で飛んでこそ、現代の科学技術は活かされる。
レーシックはそれと同じである。

古川俊治氏 自由民主党参議院議員・医師・弁護士
古川氏は、消化器外科医でその後弁護士になり現在は参議院議員。
坪田氏の元でレーシックの施術を受けた。

もともとドライアイだったので、コンタクトをつけるのが苦痛だった。
それがレーシックによって開放された。

一ヶ月後には、内科医の妻もレーシックを受けた。

消費者庁の通知で問題なのは、消費者庁がどうしてレーシックだけをターゲットにしたのかという点。
美容整形や矯正歯科など宣伝をたくさんしていて事故が起こっているものが多いというのに、なぜレーシックだけに通知を出したのかが、法律家として疑問が残る。

政治家として消費者庁を問いただした。
疲れ目などの症状はだれでもあるし、年齢とともにふえてきているのでレーシックだけが原因ではない。
しかも、レーシックを受けていない人との比較が全くない。
このように消費者庁を問いただしたところ、謝罪して帰っていった。
その後坪田氏のところにも謝罪に行ったようだ。

天野史郎氏 東京大学医学部眼科学教室教授
私も眼科医としてレーシック手術を受けている。

スティーブンシャルホーン氏 アメリカ海軍大佐 医師
アメリカ軍のパイロットでもあり眼科医。
戦闘状態では、コンタクトやメガネではなくレーシックによって、生存確率が高まると考えている。
レーシックはヘルメットと同じ、生存確率を高めるカテゴリ。

アメリカ軍ではレーシックを無料で受けることができる。

日本では、東日本大震災で自衛隊がコンタクトレンズを洗う水が無くて困っていた。

かつてNASAでは、パイロットがコンタクトレンズを使用していた。
しかし、目が乾燥していても無重力状態では点眼ができない。
そのために、コンタクトレンズを使用しているパイロットに感染症が発生した。
そのため、レーシックの可能性を考えるようになった。

NASAの眼科医として、パイロットや自分の家族にもレーシックを行っている。
最近のレーシックでは夜間の視力にも影響が無いので、夜間飛行のパイロットにも適用できる。

おすすめ本
「安心レーシック完全ガイド~レーシックで後悔しないための必読書~」
(安心LASIKネットワーク編/保健同人社)が発刊されました。

レーシックとは

レーシックは視力矯正方法の一つです。

レーシックの仕組みを理解するには、人間がどのように見ているのかを知れば簡単に理解できます。
人間の目は、光を取り込み角膜と水晶体で光を屈折させています。

光の屈折率が良い状態だと、網膜で焦点が合うようになります。
これが正常な見え方となります。

しかし、網膜の手前で焦点が合ってしまうと、「近視」となります。
角膜や水晶体の形が歪んでしまうと、「乱視」の状態となります。

このように、屈折率と焦点によって見え方が変わってくるのです。
ですから、視力矯正には角膜で屈折率を調整すれば良いのです。

一般的に言われるレーシックとは、角膜の表面をめくり内部層を調度良い屈折率になるよう削ります。
これにより焦点がしっかりと合うようになってくるわけです。

もちろん麻酔をしますから、痛みを感じることはありません。

レーシックの安全性と副作用

レーシックは安全な手術法ですが、他の手術とおなじようにまれに副作用や合併症が出る場合もあります。

●視界のぼやけ
手術後に視界がぼやけることがあります。
多くの場合、自然に回復していきます。

●ドライアイ
しばらくの間、目が乾きやすくなる事があります。
目薬を使用します。

●ゴロゴロ感
目がごろごろする感触があるかもしれません。
しかし、ほとんどの場合その日のうちに違和感は消えていきます。

●視力の戻り
まれに、角膜が元に戻るつまり近視の状態に戻ってしまうことがあります。

レーシックで使える保険

レーシックの手術代金を保険でまかなうためには、保険を利用する方法があります。

レーシックは多くの生命保険・医療保険で手術給付金対象の手術となっています。
保険の相場では、3万円~10万円の手術給付金が支給される場合が多いようです。

あらかじめ保険会社に、金額を確認するとよいでしょう。
また保険金を請求するときには、診断書が必要になりますので、レーシックの手術を受けた眼科に請求しましょう。
他にも医療費控除が可能になる場合がありますから、還付を受けるための手続きを行いましょう。

レーシックと老眼

近視や遠視の場合は、レーシック手術によって劇的に改善します。
しかし、老眼の場合はまた違ったアプローチが必要になってきます。
老眼治療には次のような方法があります。

●老眼治療 CKと呼ばれる、伝導性角膜形成術という方法です。
これは、メスやレーザーなどを使わず、ラジオ波を使って行う方法です。

●老視レーシック
これはレーシックの中でも、角膜形状を遠近両用のコンタクトレンズに似たような形状に矯正します。
このようにして老眼治療を行います。

レーシックの適正検査

レーシック手術を受けてみよう!
そう思い立って眼科の予約を入れようとすると、手術はムリですと言われることがあるかもしれません。

それは、レーシックには様々な種類があり人によって適合するものと適合しないものがあるからです。
ですから、レーシックの前に適性検査を受けることが必要です。

ここで問題になってくるのは手術費用です。
一番安い術式で行おうと考えていても、その方法が適合しなければ手術をすることができません。
自分に合った手術方法では、予算オーバーとなってしまい泣く泣くレーシックを諦める方も多いようです。

しかし、そこで諦めずにモニター料金がないか確認してみましょう。

手術の感想をまとめたりするだけの簡単なモニターになるだけで、かなり手術費用が抑えられるのです。
また、モニターなら無料でレーシック手術ができる場合もあります。

モニターを活用すれば、無料または激安でレーシックを受けることができます。
ぜひモニターを利用してみましょう。